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完全保存版 ダイヤモンドの品質について正しく理解しよう

2018.06.18

ダイヤモンドの商品には様々なものがあります

 

エンゲージリング(婚約指輪)

一般に立爪一粒(ソリティア)リング。
プラチナ素材を使用しサイドに小粒の石をあしらったデザイン等が人気のようです。
0.3~0.5ctの大きさが多いようです。
最近はゴール枠とかエタニティリングのようなファッション性の高いデザインも見うけられます。
個人の自由な発想で選ばれているようです。

 

ネックレス・ペンダント・イヤリング・ピアス

さまざまなチェーンのデザイン、ダイヤモンドの大きさ・形の違うダイヤモンドの組み合わせ・
使用個数など多岐にわたります。
オーソドックスなのはプチネックレス。ラウンド型でグレードはさまざまな石が使われています。
1ct以上はSI1クラスが多いようです。

 

さまざまなアクセサリー

使用される石は、0.2ct以下でクラリティグードもIクラスなどで、ダイヤモンドの品質としては底辺のクラスが多く、
価格も手ごろですので買取価格についても安価の傾向です。

 

ダイヤモンドは大変貴重です(日本語では金剛石) 

(主原産国:ロシア・ボツワナ・コンゴ・オーストラリア・南アフリカ・カナダ=これらの国で世界シェア約90%)

天然ダイヤモンドはこの世の中で唯一無二で、同じものは存在しません。金・プラチナ製品同様に概ね0.2ct以上から買取お値段が付きます。
インクルージョンの違い・カラーの微妙な違い・カットの違いなど同じグレードでも価格に差が生じます。

 

ダイヤモンドの4Cについて。

 

カラー(Color)

 

カラーを決めるのはものすごくデリケートな作業です。
理想的な明かりの下、白い紙の上でルース(裸石)の状態で見ます。
アルファベットD~Zに分類されていきます。
マスターストーン(見本石)に近づけてランクを決めていきます。
無色透明(カラーレス)は一般的にGカラー以上あればよいとされます。
紫外線を当てることにより、石によっては蛍光を発します。
NONE(発しない)・FAINT(若干ある)・MEDIUM BLUE(やや強い)・STRONG BLUE(強い)・
VERY STRONG BLUE(非常に強い)と分けられます。
蛍光性が強いほどマイナスの評価となり、照り・輝きが弱かったり、白っぽく見える場合もあり、
ヨーロッパの一部では敬遠されるようです。
ダイヤモンドは無色透明より黄色みを帯びた褐色の石のほうが遥かに多いです。
またその中には極希にブルー・ピンク・グリーン・オレンジ・レッド・イエローなどがありカラーダイヤモンドと呼ばれます。
大変希少性が高く超高額で取引されます。
窒素・ホウ素などの元素や、放射線を受けた影響、結晶構造のひずみなどにより色が付きます。
これらについては数が少ないこと、処理石(放射線照射・高温高圧処理など)も多いので、よく調べる必要があります。

こぼれ話= 最高のカラーグレードがDから始まる訳は・・・・

今後さらに完璧なものが発見されるかも知れないということで、ABCを空けているという話しです。??。

 

 

クラリティ(Clarity)

 

天然ダイヤモンドには、インクルージョンと言って内包物があり、無い物は全く無しと言っても過言ではありません。
人間の指紋のようなもので、必ず存在しなお且つ同じ物はありません。
そのダイヤモンドの個性といういうことです。輝きに影響を受けたくないとお考えならば、Si以上が絶対必要です。
内包物は10倍のルーペで専門家が見て確認できるものと決められています。
どの位置にあるか・その大きさは・色などによりグレードが決まります。当然グレードが高いほど価格は高くなります。
FL・IF・VVS1~2・VS1~2・SI1~2・I1~3と分けられます。
FL(フローレス・内外すべて無傷)はルースの状態でのみ存在し、お品となった段階でIFへと変わります。

近年ダイヤモンドのクラリティを人工的に処理をして改変する技術があります。

①レザー光線で黒色のインクルージョンを除去してグレードを上げる。
②ダイヤモンドのクラクテェア(割れ目)にガスを充填してグレードを上げる。

これらの処理がなされたダイヤモンドは大きく価値が低下します。

 

 

カラット(Carat)

 

大きさの単位。1ct(カラット)は0.2g。
語源は、昔インドでの「いなご豆」を使った計量に由来しており、
乾燥させるとほぼ均一の重さになるため重量の単位として使われました。
一般に大きくなればなるほど希少で価格もあがります。

 

 

カット(Cut)

 

ダイヤモンドに輝きという永遠の生命を吹き込む、唯一人が手を出せる領域です。
バランス良くカットされたものは光をよく取り込みきらめきを増幅させます。
カットの良し悪しは、全体のプロポーションが理想的な数字(型)となっているか、
フィニシュが完璧か(左右対称シンメトリーであるか、しっかり全面ポリッシュ加工されているか)で
Excellent・Very Good・Good・Fair・Poorのランクでに分けられます。

○トリプルエクセレント

シンメトリーとポリッシュがエクセレント、総合評価がエクセレントの場合をトリプルエクセレントと呼びます。
(GIAではこの言葉は基本でてきません。シンメトリーとポリッシュがエクセレントであれば総合評価はおのずと決まってくるからなのかも知れません。)

 

○ハート&キューピット

これは特殊なスコープを使うことで見ることのできるもので、ハートとキューピットの矢が見えます。
Very Good以上の評価があれば見られるはずです。
また日本国内で通用する基準(言い回し)ですので、この言葉に重点を置く必要はないかと思います。

 

○ファンシーカットハート

エメラルド型・マーキース・ペアシェイプなど丸型以外にも多くの形があります。
これはダイヤモンドの原石によって生まれてきます。大変貴重な天然ダイヤモンドは、
最大限に大きさを確保したいという思いからのことです。正立方体の丸型が一番高価な原石となります。
ファンシーカットされたダイヤモンドにはカットグレードは当てはまりません。

Diamond Cuts

○GIA(米国宝石学会 Gemological Institute of America)

世界で初めて4Cでの品質基準を作るなど、世界で最も信頼される鑑定機関です。
また、宝石学の研究・教育機関でもあります。

 

 

 

他にも存在するC・・・?

 

キャラクター(Character)

鑑定書などでお品の状況・評価は確認できますが、
光輝く(シンチレーション・・・チカチカとした輝き/ブリリアンシー・・・白い強いきらめき/ディスパーション・・・虹色の輝き)
石の個人的な見かたはさまざまです。おなじ大きさ・グレードでも見え方は違うものです。
これが個性です。ご自身の好みを重視して選定して見ることをお薦めします。
キャッシュ(Cash)・・・プライス価格のことで品質などよりも一番の重要事項かも知れません。
クリーニング(Cleaning)・・・ダイヤモンドは非常に硬く耐久性もあり水なども全く問題はありません。
親油性と言い油になじみやすい性質を持っています。
ジュエリーとして身につけていると皮脂などで汚れます。中性洗剤や洗顔料などで洗うと輝きが戻ります。

 

鑑定書と鑑別書の違いは大事です。

 

鑑定書

ダイヤモンド(石)の品質を評価したもの。グレーディングレポートともいいます。
GIAレポートなどを見ると鑑定士2名のサインが入っています。
鑑定士は4Cのランクに分類する作業を行いますが、やはり個人差が生まれてきます。
ひとりでは基準にバラツキがでかねません。そこで2名以上の意見の中間を取って決めていきます。

 

鑑別書


対象の宝石の結果を表記するためのもの。大きさは刻印によりとか、宝石の種類、天然か人工的処理はあるかなどが記載されています。
よってダイヤモンドは特に鑑定書(グレーディングレポート・ソーティングメモ)が重要となりますので、
購入時は4Cを表記しているかを参考にすることをお薦めします。

 

キンバリープロセス認定制度

アフリカでの紛争資金となっているダイヤモンドの不正取引を阻止する制度です。
日本でも2003年1月10日以降に原石の輸出入に伴いこの証明書が必要です。
この制度により現在は流通しているほぼすべてのダイヤモンドが不正取引でない安心した物という事ができます。

 

買取時に重要な事・・・・。  

鑑定書があれば一緒にお持ちいただく、無くても問題はありません。(多少お時間が要する場合もあります。)
ダイヤモンドは消えて無くなる訳ではありません。 汚れていても、長年放置していても基本品質が変化することもありません。
売り時は相場価格が高目の時ですが、一般にはわかりずらい側面がありますので、お気軽に相談くださいませ。
4Cを基準に総合的に評価して価格をご案内いたします。
(おおつ)

 

 

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