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コラム

金相場と売り時について

2023.06.16

金の相場は、様々な要因によって常に変動しています。

一般的な金の相場変動の要因を知り、変動のタイミングを覚えてウリドキに備えましょう。

経済の状態

経済の成長や不況、金利の動向、インフレーションなど、経済の状態は金の相場に影響を与えます。経済が不安定である場合やインフレリスクが高まる場合には、金への需要が増加し、相場が上昇する傾向があります。

通貨の価値

金は国際的な避難先資産と見なされることがあります。通貨の価値が低下し、不安定な状態にある場合には、金の需要が増加し、相場が上昇する傾向があります。

地政学的な出来事

政治的な不安定や紛争、自然災害など、地政学的な要因は金の相場に大きな影響を与えることがあります。これらの出来事は投資家のリスク回避の動きを引き起こし、金への需要が増加する場合があります。

中央銀行の行動

中央銀行の金融政策や金融緩和策は金の相場に影響を与えることがあります。金融緩和策の実施や金利の変動は、金への需要や投資家の意識を変化させる可能性があります。

国際指標について

金の価格は現物取引と先物取引で指標価格が異なり、相場が決められている市場も変わります。 現物取引は地金(純金の延べ棒)や金貨などを購入、売却したいタイミングでできる取引方法です。ロンドンの金市場が中心となっていて、取引価格もロンドンの金市場で決定されたものが国際的な指標となっています。 一方、先物取引は先に現在の金相場で売買の約束をし、3か月後に決済する時の金相場の差額によって利益や損益が発生するという取引方法です。これはニューヨークにある金市場が中心となっており、取引価格もニューヨークの金市場が指標となっています。

ロンドン金市場

日本において現物取引の指標となる相場を公表しているのは、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)というロンドン金市場で取引される金地金の品質を保証している団体に、認定を受けている企業です。 ロンドン貴金属市場協会に認定されている会社は田中貴金属工業や三菱マテリアル、徳力本店などがあり、各会社が毎朝発表している地金の取引価格が指標とされています。しかし、手数料などのコストがかかるため、これらの会社ごとにおいても金の価格は異なります。

2023年以降の金相場は?

引用:世界経済のネタ帳
引用:世界経済のネタ帳

2020年に急激に相場が高騰した金ですが、2023年に入ってからも高い水準を保っています。 それでは、2023年以降の金相場はどう予想されるのでしょうか。

短期的には金相場は落ち着く可能性が考えられる

新型コロナウイルス感染症の流行や、2022年以降のアメリカの利上げ実施により円安が進んだ影響で高騰した金相場ですが、短期的には金相場は落ち着くと予想されています。 まず、2020年からこれまでは安定した資産を求めた投資家たちが金を購入したため金相場が上がりましたが、2023年以降数年は多くの投資家たちによる現金確保のために一時的に金が売られ、金相場が急落する可能性があると考えられています。 また、現在は世界的に新型コロナウイルス感染症の危機から回復傾向にあります。それに加えロシアの軍事侵攻が収束したり、日銀と政府による金融政策で円安進行が緩和したりすれば、金価格も落ち着くと考えられます。

今後世界情勢が安定し、経済状況への不安が緩和することで「有事の金」を求める人は減り、金価格は落ち着くと予想されるでしょう。

専門的見解

金価格の高止まりが続いているように見えますが、あくまでも円ベースの話。金は世界的にはドルベースで見るのが一般的なので、ドルベースで見ると足元では少し下がっています。

世界経済や世界情勢がどうなるのかで考えると、金の価格が上昇するのは不安定性が高まっている状況です。

現状は、金融不安定化のリスクなどが全くなくなったわけではないので、過去に比べれば高めの水準で推移しています。

とはいえ、そのリスクが少し緩和するような見方が増えてきたので、足元で価格が下がっていると思われます。

有事だったのが少し落ち着いてきて、金の価格もドルベースで見ると横ばいあるいは少し下がった、そしてこれ以上悪くなるという見方が収束してきたのだと思われます。

金相場はあくまで相場なので確たることはいえませんが、世界経済のリスクが高まっていくことで考えると、すでにウクライナ紛争など、さまざまなことが起きていて、すでに水準も高くなっています。

これからさらに悪くなっていくシナリオは起きづらいのではないかと考えられます。高止まりかあるいは、若干下がっていくといった見方ができそうです。

円ベースでの予測変動は?

円安が進めば金の価格が上がっていき、逆に円高の方向に行けば下がっていくので、為替次第。日本国内で金が高止まりしているように見えるのは、為替の影響。

日本国内での金を買う動き

金自体はどんどん価格が上がっていくものではありません。為替の先行きをどのように読んで、それぞれの投資家の方がどう見るかによります。

まとめ

以上、金相場についての予測でしたが 現在の金相場の水準は過去最高レベルです。売るなら今が絶好のタイミングです。

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