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コラム

ダイヤモンド鑑定の際にチェックされる「蛍光性」とは何か?

2023.08.19

ダイヤモンドを評価する指標として、重量・輝き・色・透明度を表す「4C」だけではなく、「蛍光性」というものがあります。
本記事では、ダイヤモンド鑑定の際にチェックされる「蛍光性」とは何かについてご説明します。

ダイヤモンドの蛍光性とは?

ダイヤモンドの蛍光性とは、紫外線やX線といった、目に見えない光をダイヤモンドに当てた際に発光することを指します。
人工ダイヤモンドの場合は光を当てても発光しませんが、天然ダイヤモンドの場合は青白く発光します。
発光する要因はダイヤモンドの中に含まれる不純物や傷で、強い光を出すダイヤモンドほど評価が低くなります。
人工ダイヤモンドが発光しないのは、不純物や傷がほとんど含まれないことが理由です。
そのため、一般的には人工ダイヤモンドなのか、天然ダイヤモンドなのかを見分けるものとして使われます。
蛍光性は4Cの品質評価に影響を及ぼさず、それぞれが独立した評価として扱われます。

蛍光性によるダイヤモンドの評価

先述の通り、ダイヤモンドの蛍光性が強いほど傷や不純物が多いことを示すため、評価が低くなります。
ダイヤモンドの蛍光性は5段階に分かれており、一般的に中間あたりの「Faint」「Medium」は買取金額が高い傾向にあります。
こちらでは、5段階に分かれたダイヤモンドの蛍光性をご紹介します。

●None

名前の通り、蛍光性がないダイヤモンドにつけられる評価です。
一般的にNoneの評価になるのは、人工ダイヤモンドであることが多いです。

●Faint

弱い光を発するダイヤモンドに対してつけられる評価です。
ほとんど不純物や傷がないことを指すので、Faintの評価をつけられた天然ダイヤモンドは高額になることがあります。

●Medium

5段階の中間に位置する評価です。
中に含まれる不純物や汚れによっては、ライトを当てていない状態で、少しにごった色に見えることもあります。

●Strong

発光が強いダイヤモンドに与えられる評価で、Mediumよりも価値が低くなります。

●Very Strong

多くの不純物や傷が含まれるので、蛍光性においては最も低い評価です。

なお、ダイヤモンドに紫外線やX線など、目に見えない光を当ててもダイヤモンドの構造を崩すことはありません。
また、4Cの評価は「ラウンドブリリアントカット」を施したダイヤモンドのみを対象にしています。

4Cとの関係は?

ダイヤモンドの蛍光性は、4Cとは関係がない、独立したものです。
ダイヤモンドの品質を定めるGIA では、「ほとんどのダイヤモンドにおいて、蛍光強度は顕著な影響を及ぼさない」と明言しています。
過去10年間にGIAに持ち込まれたダイヤモンドのうち、25~35%程度のものに、ある程度の蛍光性が見受けられました。
4Cは重量(カット)・輝き(カラット)・色(カラー)・透明度(クラリティ)の4つの評価を指します。
ダイヤモンドの評価に4Cが使われる理由は、世界共通の表現として示せたり、ダイヤモンドを購入するお客様が対象のダイヤを正しい知識で評価したりすることができるようにするためです。

まとめ

JPメタルではダイヤモンドの買取を強化しております。お気軽にご相談くださいませ。

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