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コラム

金のインゴットの規格について

2023.09.01

インゴットは、金属や合金を一定の形状や寸法に鋳造した固形の塊です。これらの規格は、異なる産業や用途に使用されるインゴットの品質や寸法を標準化し、取引や製造プロセスを効率化するために存在します。異なる金属や合金には、それぞれ異なる規格が適用されることがありますが、一般的なインゴット規格の例をご紹介します。

一般的なインゴット規格の例

  • 金属の種類
    インゴットは、アルミニウム、銅、鉄、鉛、亜鉛など、さまざまな金属や合金で製造されます。各金属や合金には、それぞれ異なる規格が適用されることがあります。
  • 形状と寸法
    インゴットの形状や寸法は、製造プロセスや使用用途に応じて異なります。一般的な形状には、バー、ブロック、板、ロッドなどがあります。規格はこれらの形状や寸法に関する要件を規定します。たとえば、銅インゴットの場合、一般的な規格には「C11000」といった識別子があり、それに基づいてサイズと形状が指定されます。
  • 純度
    特定の金属や合金のインゴットの純度は重要です。規格は通常、最小の純度要件を定義し、それを満たすことが求められます。たとえば、金のインゴットの場合、純度はカラット(Karat)で表され、24K金は最も高い純度を示します。
  • 標識とマーキング
    インゴットには製造者、製造日、品質情報などを示すための標識やマーキングが含まれることがあります。これは製品のトレーサビリティと品質管理を支援します。

規格は国や産業によって異なります。たとえば、ASTM(American Society for Testing and Materials)はアメリカで広く使用される規格を発行しています。国際的な金属市場での取引や製造プロセスの調整を容易にするため、これらの規格は非常に重要です。

形状

貴金属は取引しやすいように棒状に成型するのが一般的です。そのため、延べ棒やゴールドバーなどと呼ばれています。

近年は、「インゴット」という表現がよく用いられるようになりました。

インゴットの表面には、製造元・重さ・純度・識別番号(シリアルナンバー)といった重要な情報が刻印されています。

サイズ

インゴットは多種多様なサイズがあり、個々の予算に合わせて選択できます。具体的には以下の通りです。

  • 1g
  • 2g
  • 5g
  • 10g
  • 20g
  • 50g
  • 100g
  • 500g
  • 1kg
  • 12.5kg(400トロイオンス)

20g以下のインゴットはペンダントに取り入れるなど、アクセサリーとして需要があります。

一方、50g~1kgのものは、投資としての人気が高い傾向です。

最も大きい12.5kgのインゴットは、「ラージ・バー」または「グッド・デリバリー・バー」とも呼ばれています

日常生活ではあまり目にすることはありませんが、世界の金取引の中心であるロンドンの市場で取引されています。

メーカーごとに取り扱っているサイズが異なるため、購入する際は確認すると良いでしょう。

世界規格『LBMA』

LBMA(ロンドン貴金属市場協会)は、世界の現物地金取引の主であるロンドン市場における地金取引を統括する専門家団体です。

LBMAの認定を受けた精錬業者が生産する地金には、「Good Delivery Bars(グッド・デリバリー・バー)」という名誉ある認定が与えられます。

この称号を獲得するためには、99.5%以上という非常に高い純度が求められ、また厳格な基準を達成しなければなりません。

その基準とは、精度の高い重量と純度の刻印、認定された精錬会社による生産、正確な試験などが含まれています。

さらに、認定された専門の保管業者と輸送業者による取り扱いも必須とされています。グッド・デリバリー・バー認定を受けたインゴットは、世界中で取引が可能です。

まとめ

JPメタルでは金の買取を強化しております。お気軽にご相談くださいませ。

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