動かないロレックスでも買取可能です。
2018.05.31
ROLEXの発明
毎年3月下旬ごろに開催される【バーゼルフェア(国際時計見本市)】の、
メイン会場の入り口正面に、展示ブースを構える高級ブランドの仲間入りに成長したROLEX。
その歴史は1905年、ハンス・ウイスドルフがロンドンに設立した時から始まります。
どの言語でも同じ発音で、わかりやすく、記憶に残り、製品に刻印した時に美しく見える名前を付けたい、
との思いから名付けられたブランド名です。
(多くの有名メーカーは、創業者の名前であったり、言葉の意味や格言のような言葉をブランド名にするパターンが多いです)
また、良い品を世に送り出す意において、職人の手を王冠マークと照らし合わせて、ロゴマークにしたという話もあります。
その後、ロレックスは数々の名品と多くの新しい技術を開発し世に送り出しています。
俗に言われる「ROLEX・3大発明」とは
デイトジャスト(カレンダー)
1945年に小窓に日付を表示する自動巻腕時計のカレンダーを真夜中の12時頃に瞬時に変える、いわゆるデイトをジャストに変える機能です。カレンダー板の部品がカムの回転に伴いバネの圧力によって弾かれて変わるようになっています。
オイスターケース
1926年、防水性・防塵性を備えた完全密閉ケースを開発。ムーブメントを水・ホコリから保護することを可能にしました。金属の塊から削りだし、継目のない一体型のケースを作り上げました。枚貝をイメージした丈夫なケースということでオイスターと名付けられたようです。
パーペチュアル(ムーブメント)
1931年、世界初の自動巻メカニズムを持つパーペチャアル(永久)ローターの開発に成功。今までは、片巻と呼ばれどちらか一方向でしか巻き上がらないものを、左右どちらに回転してもネジが巻けるシステムを開発しました
その他、多くのモデルや数々のメカニズム・スペックを発明し・開発ています。
一流ブランド力
ロレックスに限った事ではありませんが、ブランドの人気・知名度が大きくなればなるほど、コピー品や改造品のなどが作られ販売されるようになります。
当然ながらそのような事柄は、ブランドの信頼性や名にかけてあってはならない事で、各メーカーはさまざまな偽ブランド対策に力を入れています。
製造から流通・販売に至るまで一貫したサポート対応をとっています。
日本国内での修理サービス体制の充実であったり、特約店制度により完璧な販売応援など多岐にわたります。
時計は動かないと(時を刻まないと)なんの意味もありません。時を計るものですから。
特にムーブメントは最重要な心臓部分です。歯車・ネジ・地板・パーツなど多くの部品を使います。
その中でもロレックスは、部品一点でも他社製を使用したお品の修理等に対しては、一切の妥協はいたしません。
そのようなお品はサービスセンターで、
①まるっきり受付けない
②自社製パーツに全て交換する条件で修理を受付ける
のどちらかになります。
ちなみに外装部品も同様で、後付けダイヤ・他社製品装着はすべてオリジナルに変更されて、
パーツ類は返却されず工賃・変更パーツ代すべて請求されます。
ここまで徹底されているメーカーはロレックスだけと言っても過言ではありません。
当然、専用(純正)部品・パーツ類は一部の時計修理技師と特定業者にしか出荷してくれません。
不正品は絶対許さないという一流ブランドとしての自負・自覚の表れでしょう。
だからロレックスの部品は貴重品。
他社製部品を使用して修理しても、時計としての機能は十分に回復しますが、
ロレックスはそれを「良し」とはしません。
パーツを願い出ても一般には取り合ってくれません。
ですので壊れた・動かないROLEXの時計が十分な価値を生み出してくれるのです。
どの程度のダメージかにより買取価格に変化が生まれます。
大きくは、外装(本体・ブレス・ガラス)と内装(文字盤・針・ムーブメント)に区別できます。
外装ダメージが大きいと、内部にも影響が伝わっていることが考えられます。
文字盤と針は修正を施すという訳にはいかないパーツですので状態が悪いと査定額は低くなります。
外は問題なく見え、動かないだけならおおむね査定額は高くなる傾向です。
ムーブメントや機械部品類はサビ・汚れがあったとしても、まだ修正は加えられますので多少のマイナスポイントで済みます。
動かない・リューズが抜けて針、カレンダー等が回らないなどの症状も同様です。
さらにモデルや製造年によっても差が生じます。
人気モデル(スポーツ系)や製造年が新しいモデルは割高になります。
過去の分解掃除等のメンテナンスの有無もポイントです。
正直なところ、一品一品の状態や内容が異なりますのでどうしても個別での買取査定となってしまいます。
買取(売り時)のタイミングは、壊れたままで・動かないままで長年放置しているお品は、修正するにしても時間と手間がかかり、
また、その時間経過とともに修正が効かない場合も出てきますので、やはり一刻も早いほうがお得です。
さらに箱・保証書・取り説・余りコマなどの付属品は、有ると少し査定額アップします。
早ければ早いほどお得です。
もう使わない・壊れた・動かないなどのROLEXは、早く「売る」ことをオススメします。(おおつ)
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